むすんで、ひらいて、恋をして
家に帰り、すぐにおかゆを作るとアリスに食べさせた。



おかゆを食べ終わると、そのままソファでぐっすりと眠ってしまったアリスをぼんやりと見つめる。



おでこに手を当てると、微熱あり。



「莉生?」



「俺が一緒にいるから、大丈夫だよ」



「ん……」



安心したように眠ってしまったアリス。




アリスがぐっすりと眠っているのを確認すると、アリスのキレイな額に、そっと唇を落とした。




好きになってごめんな、アリス。



けど、俺、もう他の奴にアリスのことを渡すなんてできそうにない。



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