むすんで、ひらいて、恋をして
「結婚ってことにしたのは、そのほうがアリスも莉生くんも受け入れやすいだろうって、七恵が言っていたから。


そうじゃなかったら、莉生くんは私に遠慮して、自分ひとりで全てをこなそうとするだろうからって」



……それは、その通りだと思う。



莉生も私と似ていて、だれかに頼るのがすごく下手だから。



「じゃ、ホントに結婚してなかったんだ……」



ぼそっと呟いた莉生に、お母さんが大きくうなずく。



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