未来の種ーafter storyー
「はいどうぞ。」
「優、対面授業は慣れたか?」
「うん。初めての授業がオンラインで始まったから、戸惑ったけどね。やっぱり対面はいいね。反応がわかりやすくて。マスクがなければもっといいんだけど。」
「そうだな。特に音楽の授業はそうだろう。」
「でも、合唱は控えないといけないのよね?」
ウイルス対策として、飛沫感染を防ぐために、歌は控えていると聞いた。
「今は間隔を空けて、マスクしたまま歌っています。歌いにくいし、聴こえにくいけど、歌は子供達のストレス発散でもあるからね。歌えないよりはマシなんです。」
「大変ねぇ…。」
「あ、そうだ。伯父さんに…いや、校長に提案があったんだった。」
「なんだ?」
「今、リコーダーと鍵盤ハーモニカをやってるじゃない? 小学校では必ずやることになってるから仕方がないんだけど、感染症防止の観点から言うと、やっぱり気を使うんだよね。手を消毒しているとは言え、直接、リコーダーに口を付けるわけだし。」
「…まぁ、確かに気になってた。」
「そこでなんだけど…、弦楽器を取り入れたいんだ。」
「弦楽器⁉︎ 」
「優、対面授業は慣れたか?」
「うん。初めての授業がオンラインで始まったから、戸惑ったけどね。やっぱり対面はいいね。反応がわかりやすくて。マスクがなければもっといいんだけど。」
「そうだな。特に音楽の授業はそうだろう。」
「でも、合唱は控えないといけないのよね?」
ウイルス対策として、飛沫感染を防ぐために、歌は控えていると聞いた。
「今は間隔を空けて、マスクしたまま歌っています。歌いにくいし、聴こえにくいけど、歌は子供達のストレス発散でもあるからね。歌えないよりはマシなんです。」
「大変ねぇ…。」
「あ、そうだ。伯父さんに…いや、校長に提案があったんだった。」
「なんだ?」
「今、リコーダーと鍵盤ハーモニカをやってるじゃない? 小学校では必ずやることになってるから仕方がないんだけど、感染症防止の観点から言うと、やっぱり気を使うんだよね。手を消毒しているとは言え、直接、リコーダーに口を付けるわけだし。」
「…まぁ、確かに気になってた。」
「そこでなんだけど…、弦楽器を取り入れたいんだ。」
「弦楽器⁉︎ 」