未来の種ーafter storyー
「ダメよ。」

名前は両親から最初のプレゼントだ。
1人ではなく、2人で決めたい。

「候補があるって言ったでしょう? 
だから優も一緒に考えて。」

そして私は3つあった候補を優に伝えた。

「…うん………どれも良いね。」

「優、多分もうすぐ時間切れだから、今晩から考えて? 」

「わかった。スマホは…」

「スマホは普通に使って良いみたい。
だから連絡する。
それに、写真もいっぱい送るからね。」

「うん。うん。」



「……そろそろ宜しいでしょうか?」

病棟まで案内してくれる看護師さんが来られた。

「はい。お願いします。」

「ミイ! 連絡するから。」

「うん。私も。」











< 77 / 95 >

この作品をシェア

pagetop