LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました



「ナツキ?」


マンションの、そのナツキの部屋に入った瞬間から、
この部屋の雰囲気でナツキが居ない事が分かった。



「ナツキ?
ナツキ何処に居るの?!」



私はテレビと電気の消えたリビングを見て、
寝室、私が使っていた部屋。


トイレ、バスルームと見て、
本当に何処にもナツキが居なくて、焦って来る。


もう一度、リビングへと行き、
テーブルに置かれたままの、私のスマホを手に取った。


私は直ぐにナツキに電話を掛けようとしたが、
同時に、玄関の扉が開くような音がして、その手が止まった。



暫くして、ナツキはリビングに現れた。



「広子おかえり。
早かったね」


明らかに、嫌味と思える一言。




< 116 / 173 >

この作品をシェア

pagetop