LOVEPAIN⑦シリーズ全完結しました
私と成瀬がホストクラブから出て、
その階段を上がろうとした時。


「広子」


背後からそう呼ばれ、私と成瀬は振り返った。


そこに立っていたのは、須田で。



「今夜は指名されてないけど、送りに来た」


そう言われて、私は以前この店で須田を指名していた事を思い出した。



「やっぱ、俺はナツキさんには敵わないわ」


そう言って、須田は笑っていて。



「あのさ、気になってたんだけど。
須田は今はナンバー3なの?」


元々ナンバーワンだった須田がナツキに抜かされて、順位が落ちるのは分かる。


けど、その元々ナンバー2のレンって人にまで抜かされてて。



「ああ、レンさん。
あの人、なんでかナンバー2が好きみたいで。
俺がナンバーワンの時も、頑張って俺を抜かさないようにしてたみたい」



「そうなんだ…」


よく分からないけど、一位のプレッシャーが嫌だったりするのだろうか…。


上に誰かが居る方が、そんなに目立たなくて居心地がいい、的な。

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