幸せとはこの事か
食べよっかと2人で手を合わせる。
モグモグと食べながら何故か急に惚気大会がはじまっていた。
紅幸「今日、昼間ゲーセン行ったんだけど、まじででかいぬいぐるみ見て可愛いって言って動き出さんの。俺それみて可愛いって思ってやってみたら1発でそのぬいぐるみ取れて、もーまじあの笑顔可愛かった」
おきな「それ言ったら姐百音も体調悪いのに私に姐百音が巻いてたマフラーかけてくれたんだから。本当なんであんなイケメンなんだろ」
紅幸「うわ、それはイケメンだわ。究極」
おきな「当たり前じゃん、私の彼氏さんは宇宙一よ」
紅幸「それ言ったら俺の彼女も宇宙一。」
2人で笑いながらひたすらご飯を食べ進める。
食べ終わって食器を洗いながら紅幸くんはソファに腰掛けてゆったりとしている。
食器が洗い終わったときにちょうどLINEがくる。
姐百音『寝てたら、割と回復した』
おきな『よかった!ちゃんとご飯も食べるんだよ』
姐百音『今日はごめん。明日も一応見守り期間にしてくれてありがとう』
おきな『気にしないで。健康体で会った方がお互い楽でしょ?』
姐百音『それもそうだな。じゃあ俺もご飯食べてお風呂入ってくる。またLINEする』
スタンプを返してLINEが途切れる。
紅幸「お、姐百音からか」
おきな「そだよ、風邪治ってきてるんだって」
紅幸「そりゃよかった」
時間を見るともう8時半になっていた。
おきな「洗濯物、まだ乾いてなさそうだからまだ待ってね。寝室で中干しで悪いんだけどね…」
紅幸「ご丁寧にありがとう」
私は紅幸くんの隣に腰掛ける。
おきな「クリスマス、家で祝ったの初めて。」
紅幸「俺も気を使わないでゆっくり祝えれたの何かと初めてかも。ありがとう」
おきな「うん」
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