幸せとはこの事か
いつもだったら学校だからと断っていたけど今日は違う。
私も舌を絡ませる。
紅幸くんはゆっくり姿勢を変えて私の背中と頭に腕を回してそのままゆっくり覆い被さる。
1ヶ月間の寂しさや辛さをキスに込めるように何度も何度も舌を絡ませる。
紅幸「…理性もたない」
おきな「…見つかったらどうしよっか」
紅幸「そんなら2人で学校辞めてどっか遠くで暮らそう」
おきな「…そうだね」
そのまま紅幸くんは服の中に手を忍ばせる。
おきな「ん…」
紅幸「…まだ俺ら引き返せるよ」
最後の確認のように聞いてくる。
おきな「私は…覚悟してるよ。紅幸」
紅幸「っ…!俺絶対もうおきなから離れないから」
おきな「絶対だよ」
紅幸「幸せにする」
おきな「うんっ」
私たちは、お互いがお互いに誰の手も届かないところに沈みあった。
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