幸せとはこの事か

ハナミズキ

家に着いてピンポーンとチャイムが鳴る。
ご飯の支度をしてる途中でコンロの火を消して玄関へ向かう。
ガチャりとドアを開けて私は言った。
おきな「…お疲れ様」
紅幸「おきなも、お疲れ様」
そのままハグをする。
紅幸「頑張ったな」
おきな「…そっちも…頑張ったね」
紅幸「俺ら本当にいいのかな」
おきな「許されないことだから…これから償って生きていこう」
紅幸「あぁ、一緒に生きよう」
私と紅幸くんはもう上がって来れない。
優しくキスをされて私たちは私たちに溺れる。
< 53 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop