竜王様、ご飯の時間です and more ! 〜竜王様と転生メイドのその後〜
竜王城がシックな装飾なのに比べ、女王様のお城は本人の趣味で、明るく華やかに飾られています。そうそう、お城全体がこういう感じだったわ。私たちは使用人棟に住んでたんだよね〜とか、廊下を歩いていると、ここで働いていた頃のことが次々に浮かんできました。ここを真っ直ぐ行けば女王様お気に入りの居間に着くはずなので、女王様はそこでお待ちなのね、ということもわかります。
予想は当たり、私は居間に通されました。
「いらっしゃい。とても、待っていたのよ」
「ええ……と、ごきげんよう、女王様。お招きにあずかり光栄でございます」
「堅苦しい挨拶はここまでね。ウェルド、二人きりで話がしたいから出ていってもらえる?」
「しかし、我が君」
「いい子ね」
「……はい」
女王様は私に向かい合ったソファーを勧めると、人払いして、腰ぎんちゃくも締め出してしまいました。そうだ、腰ぎんちゃくはウェルドっていう名前だったわ。まあ、どうでもいいけど。
予想は当たり、私は居間に通されました。
「いらっしゃい。とても、待っていたのよ」
「ええ……と、ごきげんよう、女王様。お招きにあずかり光栄でございます」
「堅苦しい挨拶はここまでね。ウェルド、二人きりで話がしたいから出ていってもらえる?」
「しかし、我が君」
「いい子ね」
「……はい」
女王様は私に向かい合ったソファーを勧めると、人払いして、腰ぎんちゃくも締め出してしまいました。そうだ、腰ぎんちゃくはウェルドっていう名前だったわ。まあ、どうでもいいけど。