地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜
「ほら日高、納得してねぇみたいだから見せてやれって」
ニヤニヤしながら小林くんが促す。
日高くんは不満そうにしながらもメガネを外した。
「ったく、お前らちゃんと隠しとけよ?」
そう言って彼は沙良ちゃんとさくらちゃんに見えるように顔を上げる。
湯上り姿の日高くんは、メガネなしだと更に破壊力が高かった。
その状態で流し目なんてされたので、あたしは恥ずかしさで思わず目を逸らしてしまう。
何これ!?
イケメン通り越して美人なんだけど!!?
テンパるけれど、逸らした目線の先にいた美智留ちゃんを見てあれ? と思う。
美智留ちゃんは日高くんの顔を見ず、周囲を警戒するように見張っていた。
「……あ、日高メガネ戻しな。誰か来るよ」
その様子に疑問を覚えていると、また別の湯上りの生徒達が歩いて来たらしい。
あたしもそれを見つけると、視線を戻して日高くんがメガネを戻して髪で顔を隠すところを確認する。
ニヤニヤしながら小林くんが促す。
日高くんは不満そうにしながらもメガネを外した。
「ったく、お前らちゃんと隠しとけよ?」
そう言って彼は沙良ちゃんとさくらちゃんに見えるように顔を上げる。
湯上り姿の日高くんは、メガネなしだと更に破壊力が高かった。
その状態で流し目なんてされたので、あたしは恥ずかしさで思わず目を逸らしてしまう。
何これ!?
イケメン通り越して美人なんだけど!!?
テンパるけれど、逸らした目線の先にいた美智留ちゃんを見てあれ? と思う。
美智留ちゃんは日高くんの顔を見ず、周囲を警戒するように見張っていた。
「……あ、日高メガネ戻しな。誰か来るよ」
その様子に疑問を覚えていると、また別の湯上りの生徒達が歩いて来たらしい。
あたしもそれを見つけると、視線を戻して日高くんがメガネを戻して髪で顔を隠すところを確認する。