碧天の下で、純白の球、夏に泣く。


ベンチから、必死に声を上げた。



錦城も、いい球を投げていた。


だけど、それを上回ったのが、相手打線の根性。



‥だれも、悪くなんてない。





俺たちの力が及ばなかっただけだ。







「‥っ。」


分かってはいる。

頭では分かっている。
分かっているんだ‥‥‥。




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