碧天の下で、純白の球、夏に泣く。



俺は前々から風早さんが好きとかではなく、
クラスメイトとして2人のことを見ていた。



だから、あんな2人を初めて見て、
はっきり言って気が動転していた。


「‥大丈夫なのかな。」

「どっちが?」



フッと口から漏れた言葉は、
どちらに向けて言ったものなのか
俺自身も分からなかった。





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