愛の距離がハカレナイ
楽しそうに、からかうように私を笑う水島。

しかしそこで水島は真面目な表情になった。

「阿里。ここからは真剣な話だ。もう一度確認する。俺は阿里が好きだ。俺ときちんと付き合ってくれるか?」

あらら、また雰囲気が‥。

私はごくりとご飯を飲み込む。

「はい。こちらこそよろしくお願いします。」

私は箸を置いて、頭を下げた。

こうでもして畏まった態度でも取らないと、逆に恥ずかし過ぎる。

「阿里は気が付いているか?あの南川課長の雰囲気‥。」

「どうして南川課長がここで出てくるの?」

意外な名前が出て来たことに、私は不思議に思う。

「何だが優しくなったと思わないか?」

確かに今日はそんな風に感じたけれど…。

< 21 / 155 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop