また君と恋する
この土日の間で大きな変化があったとすれば、写真を送るために4人のライングループを作ったことくらい。

だけど、気付けば日中ずっとメッセージを送り合っていて、日常が戻ってきても、やっぱり私達の関係は確実に変化していた。


だからこそ、あんな事態が巻き起こったのかもしれない────


「先輩っ♡」


周りにも生徒がいて騒がしい中、その声だけが妙にはっきりと私達の耳に届いた。


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