また君と恋する
りっぴの方をチラッと見て、私はあの日の放課後の話をした。

2人の反応は同じ。

引いていた。

あまりにもあからさまな反応に私は失笑してしまった。

「怖ー。やっぱあの子、怖いわ。鳥肌立った」

「あ~、でもそれなら納得」

と、りっぴが手のひらを合わせて言った。

「深丘と由麻って女子の間で有名なんだよ~」

???

頭の中ではてなマークが躍る。

有名になるほどの功績を残していませんよ?

ただ、続く言葉に納得した。

「結大と志希君と特別仲良しだって。うちも含めてほとんどは羨望の眼差しだけど~、一部の女子には嫉妬されてるよ」
< 193 / 475 >

この作品をシェア

pagetop