また君と恋する
シェアハウスで一緒に暮らし始めて4ヶ月。

未だに湊君とは距離があって話しにくい。


「さてと」

パンッ! と手を叩いて声を上げるお婆ちゃん。

「物置部屋の片付けをしなくちゃ」

「私、手伝うよ」

「私もー」

物置部屋ってどこだろうと思いつつ、私は栞ちゃんと一緒にお婆ちゃんのお手伝いをすることにした。


夕飯前になって片付けを切り上げ、ご飯の支度を始める。

スマホをリビングに置きっ放しにしていたのに気付き、何気なくスマホの画面をつけた。

えっ、うそ。

驚くことに、志希から不在着信が入っていた。

着信があったのがちょっと前だと分かり、すぐに折り返しの電話をする。
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