また君と恋する
翌々朝。

「深丘。私、やめた」

朝一番、深丘に自分の気持ちを伝える。

「やめたって……」

「誤魔化すのやめた。あの頃の自分がなんでダメだったか分かっているから、今度は間違えないようにもう一度頑張ることにした」

「それって」

「早瀬君が好きだから、また好きになってもらえるように頑張る」

私がそう言うと、嬉しそうに深丘が飛びついてきた。

「応援してるよ!」

「えへへ。ありがとう」

照れ笑いをしていると、「おはよー」と挨拶が聞こえた。

結大君と早瀬君の姿があった。
< 66 / 475 >

この作品をシェア

pagetop