また君と恋する
「朝から仲良しだね、深丘ちゃんと由────じゃなくて、葉石さん」

葉石、さん……?

結大君にそう呼ばれるのは少し違和感があった。

あっ、そっか。前は『由麻ちゃん』って呼ばれたからだ。

「何の話してたの?」

「秘密♪」

深丘と結大君がそんな会話をしている横で、早瀬君と目が合った。

「おはよう」

「はよ」

2度目の『おはよう』に胸が高鳴る。


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