同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
お風呂から出ると康祐はすでにダッチオーブンを温めてはじめていた。

そしてすでに到着していた彼女達を冷ややかな目で見ていた。

私は真由だけに、
「彼女たち真鍋くん達とうまくいってないみたいなの。私たちなら昨日も話していたし、交代してあげてもいいかな?」
と聞いた。

真由はもう彼女達が来た時点で分かっていたのか、
「分かった。用意するね。」
と言ってくれ私と共にテントへ戻り荷物をまとめた。
小さな声で「ごめんね」というと首を振り「こうなると思ってたから。」と言う。

2人で荷物をまとめ、冷静なケントに声をかけた。

「ケント。彼女たち困ってるし、私たち昨日真鍋くん達とうまくやれたから代わるね。ごめんね。」

あくまでも、私たちは真鍋くんと上手くやれるから代わるんだ、を強調した。彼女達のせいにしたら後々揉めることになるから…。

そんな機微を分かってるケントは頷く。
康祐がら苛立っているのが分かるが昨日説明した通りのことが起こり、私たちのためにも納得せざるを得ないことが分かっているのだろう。
彼女達にも何も言わない。

何も言われないことをいいことに彼女達は受け入れてもらってると思い、私たちのテントに早速荷物を入れ、キャーキャー言いながら駆け寄っていた。

私と真由は呆れ顔になりながら真鍋くん達のところに行った。

真鍋くんにも、渡辺くんにも謝られてしまった。

「私たちイヤイヤ来たんじゃないよ。昨日も話していて楽しかったから交代を受け入れたんだから気にしないで。」
 
「そうそう。今日もマシュマロやろうよ!」

「ありがとな。」

2人は女子のことは何も言わないが、私たちには申し訳なさそうに小さな声でお礼を言ってきた。

「ね、チキンの煮込み作らない?私ネットで見たけど簡単らしいよ。バーベキューの炭ってじっくり火が入るから煮込みに最適なんだって!」

「それいいね!」
3人で昨日と同じように材料を取りに行き、みんなで頭を寄せ合いググった。このレシピ、照りがあって良くない?ということで仕込んでみた。
あとは私が簡単チーズリゾットを作った。

ここで男子2人はなんとリッツをまた広げカナッペを作り出した。

「オシャレじゃない?女子力高いね!」
と私たちが絶賛すると

「女子じゃないですけど。そして、リッツ持ってきすぎちゃってさ。持ち帰りたくないから適当にカナッペ作ったから食べようぜ。本当はお酒欲しいよなー。これだとさ。」

「うん、うん。お酒のつまみだよね。東京帰ったらリベンジしよ。」

4人で東京での飲み会を開催することを夢見てカナッペをつまんだ。
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