同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
「明日ユイは何するの?」

「明日?レポート書くかなぁ。それに来週からの仕事が分からないから明日ご飯の作り置きでも作るかなぁ。」

「そっか。」

「あ、帰りに駅近のスーパーで下ろしてもらえると助かるんだけどダメかな?」

「あ、あぁ。」

「康祐は明日何するの?」

「決めてない。」

「そっか。のんびり過ごす感じね。」

「いや、俺はもともとアクティブだから。」

「そっか。元気だなぁ。」

「ユイ、明日も一緒に過ごさない?レポート、一緒に書こうよ。ご飯も作ってやるよ。」

「なんで?」

「俺の作ったダッチオーブンの料理食べられなかっただろ。リベンジだよ!」

「あー、食べてみたかったけど食べられなかったもんね。」

「ユイさえ良ければさ…。」

「うわぁ、真由も康祐の料理食べたいって言ってたから喜ぶよ。」

「…。ハハ、そうだろ…。」

ん?なんだか目が泳いでいる。
やっぱり料理してもらうなんて厚かましかった?

「うち狭いけどみんな入れるかなぁ。」

「…」
みんなって…ユイは5人で集まるって言ってるよな。
俺は内心頭を抱えた。
ユイ、鈍い…。
< 42 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop