同期はまさかの御曹司?☆ 番外編完結
「でもさ、どうにかしないと国際事業部に居ずらいだろ?どうするの?」

「だから困ってるんだよ。私、オタクだから結婚とかしないと思うし、この会社で一生働きたいと思ってるの。いい会社だし。そのうち康祐が社長になるかもしれないしね。」

そんなこと言いながらビールが進む。
どうしたらいいんだろう。
真由は今日みたいなことがいままでにもあったのだろうか。
反論しない真由にエスカレートしてしまうんじゃ…。


「なぁ、真由。俺たち付き合わないか?」

「は??」

「いや…。付き合ってるふりしないか?」

「え?」

「まゆがフリーじゃなければいいんだろ。その男にもアピールになるし、先輩にも取るなんて思われなくなるんじゃない?」

「それはそうかもしれないけどケントにメリットないじゃん。」

「今のところ誰かと付き合いたいとかないから真由と帰りにご飯に行けて嬉しいからいいよ。」

「でもさ…私たちが付き合ってるって噂が広まったらケントに悪い。ケントに迷惑かけたくない。」

「迷惑なんてないさ。真由、俺たち友達だろ。気にすんなよ。困った時はお互い様。」

「ちょっと考えさせて…」

「お前はすぐに考え込むよな。意外とハッキリしてるかと思うとそうでもなくて…周りの空気読めるよな。けどさ、こういう時はお願い、って可愛く言えばいいんだよ。」

「可愛くなんて言えない!!!」

「真由可愛いんだから、『ケントお願い!』って言ってみ。」

「そんなのできない!恥ずかしい。馬鹿ケント。」

「ま、ひとまず付き合ってることにしよう。このまま何も言わないとあの先輩もっと何か仕掛けてくるぞ。」

「怖いこと言わないで…自分でもわかってるんだから。」

「やっぱ真由でもあの人やばそうってわかるよな。」

「うん。もともとヒステリックなところがあったんだよね。でもいい時はいいんだよ。だから私も流してたんだけど今回のことは内容が内容なだけにかなり気に障ったようでさ。年齢的にも結婚とか考える歳だから年下の私が出てきて焦ってるんだと思う。」

「そこまでわかってるなら尚俺が必要じゃん。
もう決まりな。明日からは彼氏ってことで。」

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