夜明けの光をあつめながら
でも佐々木さんは別だった。
佐々木さんが初出勤の時も、私は出勤していたけど、その時から佐々木さんは私に声を掛けてくれた。
淡々と仕事して、愛想のない私に『違和感』を覚えることなく、積極的に声を掛けてくれた。

職場では少し浮いている私だから、佐々木さんの対応に、私の心は少し晴れた気がするし。

・・・・まあでも、私はその佐々木さんの名前を『昨日』知ったんだけどね。
自分から佐々木さんに話すことは、一度も無かったし。

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