夜明けの光をあつめながら
「ねえ、星野ちゃんは今日何時上がり?」

佐々木さんの言葉に、私は洗い物をしている手を止める事なく答える。

「私ですか?
今日も五時です」

「じゃあさ、この後予定ある?
一緒にご飯でも行かない?」

・・・・・・・。

「わかりません・・・・」

呆れたような私の言葉に、佐々木さんは苦笑い。
肩も落とす。

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