夜明けの光をあつめながら
「か、彼氏ですか?
いないです・・・・」

さっき言われ通りの、『無愛想な表情』で答えたら良かったと、私は後悔・・・・。

動揺して、目を逸らして答える私の姿に、佐々木さんは『悪そうな笑み』を見せる。

まるで、『私の弱み』を握れたような、佐々木さんの表情・・・・。

「・・・・ほう。
ってことは、年齢イコール彼氏いない歴?」

・・・・言い当てられて、私の顔は赤く染まる。

『男の子の友達』は中学生の頃まではいたけど、そんな関係じゃなかったし。
ただの『友達』だったし・・・・。

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