極上パイロットの赤ちゃんを溺愛初夜で宿しました
気づいたときにはそう口走っていた。翔に内緒にしていたことも、このまま隠しとおそうとしていたことも、すべてが一瞬に頭から吹き飛んだ。
今度こそ起き上がり、翔の手にすがりつく。
(無事なんでしょう? お願いだから、そう言って……!)
翔は困ったように微笑んで、美羽の手を握り返した。
「心配いらない。無事だ」
「よかった……」
(ってちょっと待って。どうして翔さんはすんなり答えたの? まるで子どもがいることなんて、とっくに知っていたみたいな。……この病院に運ばれたときにわかっちゃったの?)
ホッとしてお腹をさすった美羽を次に襲ったのは、秘密が明らかになってしまったという由々しき出来事だった。
「あ、あ、あのっ、翔さん、これは」
「どうして黙っていたんだ」
そう言った彼の手には美羽の母子手帳とエコー写真が握られていた。
「あぁっ」