私の推しは世界一!!


 俺にはすご〜く心当たりがあります!!」





「えっ……??




身近いる、リオン様似の人……!?


そんな人が!?


身近に!?


マジ!?


そんな子いたっけな?




「いや、あの、

 知り合いで、

 ご飯を一緒に食べるぐらい仲良しで、

 身近な人です!!」





知り合い、仲良し、身近……。




……………………はっ!!


 

「分かった!!あのこだね!!」

「そうですよ!!センパイ!!」



分かった!



「そうです!!お」

「たーちゃん!!」

「…………………………はっ??誰??」



たーちゃんだ!!

間違いない!!


こんなに条件に合う人なんて

たーちゃんだけだよ!!



 
はとこのたーちゃん(4歳)は!

超絶可愛い!!!!!

イヤイヤ期なんだけど!!!!

たまに見せる笑顔が超超超可愛い!!!!!!





「っていう天使っ子で!!!!」


「………………。」



「この間も遊んだ時に!!!!」






「何でそうなんだよ………………。

 4歳児に負けた、だと………………。

 俺、何で、

 そんな意識されてないんだ……………………。」



「?

 何か言った??」



「いえ………………。

 何も…………。」





何!?何で!?

そんな遠い目をしているの!?

何故!!!


何を君はボソッと言ったの!?






「ただ、センパイには

 もう期待しないと思っただけです……。」



「期待??」




なんか期待されること言ったっけ??




「あ!!もしかして……!!」

「も、もしかして!?」




利穏くんのキラキラした目!!

間違いない!!





「何か私におごってもらおうとしてたり!?」

「……………………はっ?????」




えっ?違うの??


「な、何で…………。」


「何で??」


「何でそうなるんですか!!!」




「いや、利穏くんが期待とか変なことを言い出したから。」


「俺がセンパイに期待したら変ですか!?」



「うん。変。」



「………………。」




え!?どうしたの!?

大丈夫ですか!?




利穏さん!?利穏さーん!?!?

何で目が死んじゃったの!?




「センパイ…………。

 分かりました!!

 出かけましょう!!!」








…………………………はっ?

< 5 / 25 >

この作品をシェア

pagetop