販売員だって恋します
「はい。あの……、実は、見たことあったんです。店頭で。久信さん、あまり店頭に出ることはないって言っていたから、たまたま……だったと思います。」
「へえ……?いつだろう?」
「お客様とご一緒でした。すごく、綺麗な姿勢で、素敵な笑顔でお客様をアテンドしていて、どんな人なんだろうって思っていました。」
時折……由佳のこういうところに、大藤は胸を掴まれる。
──今のように。
「由佳にそんな風に言われるなんて、嬉しいな。俺も……由佳のことを知っていたんです。」
「え……?!」
「翔馬さんのお付き合いしている方はどんな方なのか、確認のために奏さんを見に行ったことがあります。その時由佳と奏さんは食堂にいて、海外ドラマの話をしていましたね。」
そんなこと、あったっけ?と思う。
奏との雑談は、結構多岐に渡る。
けれど奏も由佳も、海外ドラマは好きなので、そんな話をしていたことも確かにあるかもしれない。
「お二人はとても楽しそうで、お昼休みに愚痴でも、悪口でもなく、楽しくお話しされている2人を見て……それで、いいなって思ったんです。」
「へえ……?いつだろう?」
「お客様とご一緒でした。すごく、綺麗な姿勢で、素敵な笑顔でお客様をアテンドしていて、どんな人なんだろうって思っていました。」
時折……由佳のこういうところに、大藤は胸を掴まれる。
──今のように。
「由佳にそんな風に言われるなんて、嬉しいな。俺も……由佳のことを知っていたんです。」
「え……?!」
「翔馬さんのお付き合いしている方はどんな方なのか、確認のために奏さんを見に行ったことがあります。その時由佳と奏さんは食堂にいて、海外ドラマの話をしていましたね。」
そんなこと、あったっけ?と思う。
奏との雑談は、結構多岐に渡る。
けれど奏も由佳も、海外ドラマは好きなので、そんな話をしていたことも確かにあるかもしれない。
「お二人はとても楽しそうで、お昼休みに愚痴でも、悪口でもなく、楽しくお話しされている2人を見て……それで、いいなって思ったんです。」