販売員だって恋します
そして見れば見るほど、聞けば聞くほど大藤も昂まるのだ。

「……あ……やだ、また来ちゃう……」
「うん……っ、は……由佳のナカ、すごく俺に絡みついてる。ナカももっとって言ってるな。気持ちいいとこ、もっとして……って……」

「んっ……して。もっとして?」
「由佳……っは……由佳」

「あっ……ね、久信さん……さっき付けてましたよね。お願い……このまま出して……っ」
そんなおねだりには止められる訳もなく、最奥にいちばん深いところで、お互いが絶頂に達した。

「ふっ……あ、ぁん……っ」
中から抜く時ですら、その動きにも由佳は、感じてしまうようで、名残惜しげに絡みつくそこから自分のものを引き抜く。

敏感になって充血しているそこは、しとどに濡れていて、とろっと蜜を零した。

息を整えている由佳は、完全に油断している。
ふっ……と笑った大藤は軽く由佳にキスをして、濡れているそこに唇を寄せる。

「?!……っ?!久信さん?!え、待って、ホントにもうっ……あんっ…あ、もう無理ですっ……」

「さっき強引にしちゃったからな……可愛がってあげるよ。」
「もう……っ、充分……っあ、やぁんっ!」

あと、すこしだけ。

リビングには由佳の甘い声が響いていた。
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