【完結】年上御曹司と始める幸せお見合い結婚
「そっか。頑張れよ、美鈴」
「はぁ? 頑張ることなんて、ないし……」
お父さんってば、ニヤニヤしすぎ……!
「それより秋一さん。今日はちゃんとベッドで寝てくださいね」
「分かってるよ、美優紀」
「分かってないから言ってるんです」
「今日はちゃんとベッドで寝るって」
また始まった。お父さんとお母さんの痴話喧嘩。いつもこんな感じだけど、なんだかんだ微笑ましい。
「はいはい。ごちそうさま」
「ちょっと美鈴、もう食べないの?」
とお母さんに聞かれたわたしは、「お父さんとお母さんのラブラブを見てたら、お腹いっぱい」だと伝えて部屋に戻った。
ふたりはいつもあんな感じだ。仲がいいのはいいことだけど、子供の前でのイチャイチャはちょっとキツイ。見てるのがちょっとね……。
「美優紀、行ってくる」
「行ってらっしゃい」
7時半頃に水を取りにキッチンに行くと、どうやらお父さんは仕事に出かけたようだった。出かける前にお母さんとまた熱いハグを交わしていた。
特にお父さんは、お母さんのことを本当に大好きみたいだから。