年下のかわいい後輩くんが彼氏になりました

すると豪くんが、

「優菜とは付き合ってねーよ。優菜には彼氏がいるしな?」

「そうだよ、私とお付き合いしてるなんて誤解したら豪くんに失礼だよ。豪くんの彼女に怒られちゃうでしょ」

私の言葉に豪くんの動きが止まった。

「俺、付き合ってるヤツいないけど?どこで彼女がいるって、そんな風に思うんだ?」

「えっ?だって豪くんかっこいいし、優しいし。モテるでしょ?それに、あの時・・・」

豪くんの返事より先に男の子たちが、

「優菜、それ本気で言ってんの?豪の気持ち、知らなかったの?」

「なによ、豪くんの気持ちって?」

「うわ!優菜ってひでーな。はっきり言葉で言わなきゃ伝わらないもんなんだな、豪。まだ優菜に言ってないのかよ?」

みんな、何を言ってるの?なんか理解できない。

「俺の話はもういいだろ。夏美の送別会だぞ。変な話題出すなよ」

ここで私と豪くんの会話は終了して、それからは夏美を囲んで懐かしい話で盛り上がって。

初めに座っていた席からみんなあちこちに移動して、色々な人とお喋りして。

とても楽しい時間を過ごしていた。

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