愛して欲しいなんて言わない!
そういうつもりはないけれど
認めないと
話しが進まなそうだし

解決しない言い争いを
するつもりは私にはない

「だって話が進まないから」

「何それ?」

「じゃ、青山先生はどうしたいんですか?」

「私が西九条先生の家を
出て行けば気が済みますか?」

西九条が許さないと思うけど

「行くあてがないのに
出ていけるの?」

「そうですね
青山先生の家でお世話になろうかな」

私が提案をする
それなら
私が青山の監視下に入って
安心するだろう

「私は実家暮らしよ」

「じゃ、無理なんですか?」

青山が言葉につまった
困った顔をしていた

「西九条先生が好きなら
青山先生自身が先生に体当たりしないと
無理ですよ

羨ましいボディを持っているんですから
西九条をそれで虜にすればいいんだ」

「『西九条』?」

青山が反応する
教師を呼び捨てにする生徒は多い

それでも
青山は何か
引っかかっている顔をした

「…てか
青山先生、早くくっついてください!」

青山が驚いた顔をした

「はい?」

「頼みましたよ!
西九条と早く恋人同士になれば
私も解放されるから」

「解放?」

「詳しい話は置いておいて
今夜は、西九条を夕飯に誘ってくださいね」

私はそう言うと教室を出て行った

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