幼女で領主で聖女様!?名前を奪われ外れスキルと追放されたけど、辺境の地でなりあがる!
父はリーゼロッテを処分すると言っていたが、いきなり殺すということもないだろう。ひょっとしたら、明日には気持ちが落ち着いて、リーゼロッテを迎えに来てくれるかもしれない。
ありえないとわかっていても、そう期待しないではいられなかった。
リーゼロッテが食事を終えると、母はランプをリーゼロッテの手の届かないところに置いて立ち去った。
「かたくなぁれ!」
ランプのわずかな明かり以外、光源のない部屋の中に、食事を終えたリーゼロッテの声が響く。
手のひらに置かれているのは、残ったパンを親指の先くらいの大きさに丸めたものだった。
「……本当に硬くなった」
スキルを発動してパンに魔力を流し込むと、指の先でつぶそうとしても、つぶすことができないほどに硬くなる。
「かたくなぁれ」
もうひとつ、丸めたパンを取り上げて魔力を流し込む。最初のパンと同じくらい硬くなった。
「硬くはなったけど……本当に、硬くするしかできないなんて」
しばらくすると、リーゼロッテの周囲には、小さく丸めたパンの塊がいくつも転がった。自分に与えられたスキルがどんなものか、試してみた結果だ。
ありえないとわかっていても、そう期待しないではいられなかった。
リーゼロッテが食事を終えると、母はランプをリーゼロッテの手の届かないところに置いて立ち去った。
「かたくなぁれ!」
ランプのわずかな明かり以外、光源のない部屋の中に、食事を終えたリーゼロッテの声が響く。
手のひらに置かれているのは、残ったパンを親指の先くらいの大きさに丸めたものだった。
「……本当に硬くなった」
スキルを発動してパンに魔力を流し込むと、指の先でつぶそうとしても、つぶすことができないほどに硬くなる。
「かたくなぁれ」
もうひとつ、丸めたパンを取り上げて魔力を流し込む。最初のパンと同じくらい硬くなった。
「硬くはなったけど……本当に、硬くするしかできないなんて」
しばらくすると、リーゼロッテの周囲には、小さく丸めたパンの塊がいくつも転がった。自分に与えられたスキルがどんなものか、試してみた結果だ。