死神は花を狂おしい程愛してる
「まぁ…確かに好きだよ。だから、尽くしてるんだし」
「そうですよね」
「もう…その話やめよ!
早く行くぞ!」

パーティー会場に着くと、一気に注目を浴びる蒼士と花楓。
蒼士がボスになって初めてで、花楓も久しぶりのパーティーだ。
「蒼士様、相変わらずだな…近寄るのも恐ろしい……」
「久しぶりに見たな、花楓お嬢様」

そんな二人に近づく、百田。
「本日はありがとうございます。
私の為に、ご夫婦でおいでくださり感謝してます」
「本当だよ…めんどくせぇ……」
「え……?」
「ちょっ…蒼士さん!
こちらこそ、お招き頂きありがとうございます。
これ、今日のお礼です。お気に召すといいんですが……」
「わざわざ、ありがとうございます」

軽く、お酒を飲みながら話す。
「お二人は、お子さんの予定は?」
百田の妻に、唐突に言われた。
「は?」
「へ?」
「やめなさい!そんなこと……」
百田が口を挟む。
「え?でも、花楓様はもう…30歳なのよ。早い方がいいに決まってるわ!」
「いえ///そんな……」
「関係ねぇだろ…お前等に……
行くよ?花楓」
「え?蒼士さん?」

花楓を引っ張り会場の外へ出た、蒼士。
そのまま人気のないところへ連れていった。
壁に押さえ付け、額をくっつけた。
「失礼なババァだな…花楓、大丈夫…?」
「え……」
「だから、嫌なんだ……外に花楓を連れ出すの」
「蒼士さん?」
「穢れた奴等ばかりだから…」
「大丈夫だよ。確かにもう30歳だからね。
そう言われるのは、当たり前だし……」

「………花楓は、子ども欲しい?」

< 26 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop