死神は花を狂おしい程愛してる
蒼士の着替えを手伝いながら、花楓は声をかけた。
「蒼士さん、今日竹井さんって方が来て言われたんだけど、蒼士さんは竹井さんの婚約者だったの?」
「違うよ。仕事の関係で相手はしてたけど……」
「相手?」
「わかんない?夜の相手」
「……っつ////」
「花楓に出逢うまで、そうゆう相手いっぱいいたよ。
まぁ…仕事上の行為って感じかな?」
まだ20歳の蒼士に、そんな相手がいたなんて……
花楓はただただ、びっくりして蒼士を見つめていた。

「あ、でも今はしてないからね!
それに花楓のことは仕事とかじゃなくて、愛情があって触れたくて、繋がりたいからしてるんだからね!
こうゆうの、花楓が初めて。
自分から欲しいって思ったこと、なかったから。
ごめんね…嫌だよな…
例え気持ちがなくても、そうゆう話……
安心して?俺が愛してるのは、後にも先にも花楓だけだよ…!」
また蒼士に抱き締められた。

「大丈夫だよ」
「花楓?」
「私だって、蒼士さんが初めてとかじゃないし……
そうゆうことするの」
「は?」
「え……?」
一瞬だった。
一瞬で、蒼士の雰囲気が重く真っ黒に染まった。

「何の話?
まさか……元カレとか?」
「え…?そりゃあ、私だって色々経験は……
豊富ってわけじゃないけど……」
「何?花楓は俺を嫉妬で狂わせたいの?」
「そんなことないよ…!」
「でも…嫉妬で狂った……」
ガン━━━━━!!
「ンンン……」
その場で、壁に押さえつけられ口唇を奪われた。
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