誰を?何を?見ているの?

☆☆結ばれる


玄関を入り
薫は、確認するように私を見る。
私は、一度頷いてから
薫の首に腕を回すと
薫は、沢山のキスをしながら
私を抱き上げる。

「ごめん、彩葉。
我慢できない、抱かせて。」
と、言う薫に
シャワーを浴びたかったが
言えずに頷いた。

薫は、私を寝室に連れていき
ベッドへ、そっと下ろし
上から私を見つめて
「愛してる」
と、囁きながらキスをし
次々に着ているものを
脱がし、自分も脱いで行く

あらわになった胸を両手で
隠すと
「彩葉の全てを見せて欲しい。」
と、真剣に告げる薫に
「恥ずかしい」
と、言うが、そっと腕を外れ
「綺麗だ、すごく綺麗。」
と、胸の先を口に含む
片方の胸は、優しく揉み上げられ
「んっ···フゥン···」
身体中に薫の唇が這い
頭が真っ白になる中
薫の指が私の中心に入る
「····やっ·····んんっ····」
「我慢できない、入れるよ。」
と、言うと薫自身が入ってきて
「····んっ···ァッ····ゥン·····」
「くっ···きっ···んんっ····」
何度か腰を打ち付けると
「もぅ···だめっ····」
と、薫の声と共に
「んんっ·····」
一緒に果て二人で抱き合い
息が整うと薫は、私を抱き上げ
「きゃっ」
「クスクスっ、シャワーに行こう」
と、言うと浴室に行き
二人でシャワーを浴びながら
薫が、私の身体を翻弄し
後から薫自身が入って
膝がガクンっとなるのを
薫が腕で受け止め
より深く中へ
「····ぅっ···フゥン····んっ····」
「うっ··はぁ····っ···きもち···いい
   あやは···っ····なかっ····」
二人で果てて、薫に身体を拭いて
貰いながら、再び翻弄され
ベッドへ運ばれた時には
ぐったり·····
シーツを新しい物に替えてくれた
薫に
「···ありが···とう····」
と、言ったと思うが·····
そのまま眠りに落ちた。

「ごめんね。彩葉。
やり過ぎてしまった。」
と、言いながら
彩葉の裸の身体に
自分のテーシャツを着せた。

下着類は、洗濯機を回し
乾燥をかけ
彩葉の横に入り
彩葉を抱き締めて眠りにつく。

忘れずに彩葉の右手薬指に
ずっと、買って持っていた
指輪を嵌める。

その指輪にキスをしながら
「愛してる。
もう、二度離さない。
二度、間違えない。
例え、彩葉の中に遥さんがいても。」

仕事中は、できないだろうから
チェーンも用意した。

彩葉の温もりを感じながら
薫は、そっと眼を閉じた。
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