彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
ドアをくぐり
私に向かって歩く氷牙さんは
なぜか自信なさげに、背中を丸め、
足取りも重くて。
ベッドに座り込む私の前に来ても
メガネを隠すように、
前髪をワサワサ集めている。
――この仕草、氷牙さんの照れ隠しだ。
真っ赤になった頬を隠すように、
氷牙さんは
私から顔を背けているけれど。
その姿が、あまりにも幼くて。
堂々としている悪魔アイドルの時との
ギャップ萌えで。
いつの間にか私は
自分を守るように巻き付けていた
掛布団を降ろし
氷牙さんへの警戒心を緩めていた。