彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目



はぁ~。

総長って
相変わらずの甘さだなぁ……




この甘ったるい空気感。

下品な父の元で育ったせいか、
体中がむずがゆくなるんだよねぇ……






甘ったるい空気を一掃したくて


「ここは
 おとぎの国な・ん・で・す・か?」


私は嫌みたっぷりで
敢えての敬語を、総長に飛ばすも



「姫と二人だけでいられるなら、
 おとぎの国に閉じ込められる魔法を
 かけてもらいたいくらいですよ」だって。




2度目の極甘ウインクが、私の瞳に刺さり。


鳥肌が一斉にブワッ。


背中がゾワゾワ、ゾゾゾ。


< 125 / 349 >

この作品をシェア

pagetop