彼の溺愛 致死レベル ゾルック 四人目
「それからの私は、イチゴが大嫌いなんです」
「見たくもないし。
この世から、抹消して欲しいくらい」と
続けた、みくるは
「優しさで満たしておいて、
どん底に突き落とすって。
『どれだけ自分の子が嫌いなの?』って
感じですよね?」
終始、
苦しそうな笑顔を、顔に貼り付けている。
「私は『イチゴが大好き』なんて、
絶対に言いません。
だから電車の人も、私じゃないんです」
「……」
「私が嘘をついていないって、
わかってもらえました?」
「……ああ」