モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。
「あ、そうなの。じゃあ向かいながら話そう」
「え……」
「その方が月本さんも時間取らなくていいでしょ。月本さんが良ければ。会ってみたいし、弟くんたちに。ダメかな」
っ……。えぇ。まさかすぎる展開。
でも先輩の言う通り、日を改めて、よりもそっちの方が私もありがたい。
「だ、大丈夫ですけど」
「よし、なら決まり」
そうして、なぜか初対面である善先輩と、柚巳たちを迎えに行くことになり、私たちは一緒に学校を出た。
幼稚園に向かいながら、善先輩は学園祭に行われるアズコンのステージでの私たちのコンセプトについて軽く話してくれた。
それから、善先輩が美容師志望であること、1年の頃からアズコンのスタイリストとして参加しているということも。
去年はなんと先輩の担当した3年ペアが優勝したとか。
スタイリストもどのペアを持つのかは毎年くじで決まっており、学年シャッフルで行われているらしい。