モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。

「……なに、」

「俺、美乃里ちゃんの作るご飯、毎日食べたい」

試着室であんなことしてきた時の彼とは思えないぐらいの穏やかな顔。

その顔がさらにフッと微笑んで、私の頬に手を伸ばしたと思ったら、

リビングにいたはずだったのが突然、自室のベッドで水牧くんに押し倒された形になっていた。

な……なんで……。
ち、近いよ……。

「ちょ、水牧くん……」

「ちゃんと聞こえてた?俺、美乃里ちゃんとずっと一緒にいたいんだけど」

突然、なにを言い出すんだ。

そんなのまるで────。

「意味わかんないよ。水牧くん、私のことからかってばっかりで───」

「好きだよ」

「っ!?」

そんなこと急に言われて、信じられるわけがないじゃないか。

それなのに、心臓はさらに音立ててうるさくなる。
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