モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。
「柚巳くんたちも学園祭来れたらよかったのにな。剛さん忙しいか」
「あ、ううん。明日、一応、来てくれる予定。アズコンのこと話したから」
「え、まじ?……美乃里ちゃんがアズコンのこと話したのちょっと意外」
そうだよね。
あんなにアズコンに対して非協力的だった私が、急にやる気を出し始めているわけだから、意外と思われるのも無理はない。
「……善先輩に、家族に見てもらったらって言ってもらったんだ」
「……あぁ、そっか、」
心なしか、水牧くんのその声がさっきよりも力がない気がした。
だんだん空気が沈んでいくような感覚に、何か言わなきゃと焦っていたら、
彼の方から、わずかに空気を吸う音がした。
「……美乃里ちゃんさぁ、先輩のことどう思ってんの?」
前に、水牧くんに善先輩のことが好きだと勘違いされて、誤解を解けないままだった。
改めて聞かれるとも思ってなくて少し驚いたけれど、
今はちゃんと、話せる。