モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。
「さっきの素直な美乃里ちゃんはどこ行ったの。でもいいよ。バカでもなんでも言ってくれて。体は素直に反応してくれるから」
ニッと笑って、彼女の服の中に手を滑らせる。
「ちょっ、なにしてっ!!」
「この間、触り損ねたから。美乃里ちゃんのおっぱ──」
「バカ!!」
「……冗談じゃん。今日はキスだけで我慢するから」
「今日はって……」
「美乃里ちゃん、俺の彼女になるってどういうことかちゃんとわかってる?」
これで取り消されたら洒落になんねーんだけど。俺は美乃里ちゃんの言う通り、どこまでもバカだ。
「……わかってるよ。けど、水牧くんだって、私みたいななんの経験もないのと付き合うってどういう意味なのかわかってるの?多少は私のペースに……」
「よーーくわかってるよ。あんなことやこんなこと、手取り足取りぜーんぶ美乃里ちゃんに教えてあげるってこと」
「……っ、人の話聞いてよね」
「すげぇ真剣に聞いてる。ねぇ……もっと、したい」
「ほんと全然聞いてな────っ、」
話してる彼女の唇をまた奪って。