モテすぎる男子から、めちゃくちゃ一途に溺愛されています。
「そんな照れなくても」
「照れてない!断じて照れてない!ていうか私、水牧くんって嫌いだし」
「「はぁぁぁ?!?!」」
さっきの私の何倍もの声でふたりが叫ぶから、耳がキーンとする。
鼓膜が破れるかと思った。
「水牧果歩を嫌いって!!」
「そんな女子存在すんの?!」
「うっ、大げさだな、ふたりとも……」
逆に、あんなチャラチャラベタベタした人のどこがいいのか。
苦手な人なんていくらでもいるって。
「なんで嫌いなわけ?!私らの知らないところでなんかあったとか?」
「美乃里が誰かのこと嫌いとかいうの珍しいよね、萌はよく言ってるけどさ」
「ちょっと。私が悪口ばっかり言ってるやつ見たいじゃん!まじで、果歩くんとなんかあったの?」
「……いや……その、入学したばっかりの頃にさ……」
もう半年も前の話なのに、思い出すだけで鳥肌が立つ。