【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
バラの片付けをしているアルマを城の中から見ていたルイス。

ルイスはその場を去り、ある場所へ向かった。

コンコンコン

「アルーシャ様、いらっしゃいますか?」

「いるわよルイス。入りなさい」

「失礼します」

アルーシャは紅茶を飲んで、窓の外を見ていた。

その目線の先にはバラの片付けをしているアルマの姿がいた。

「私に何かようかしら。見て、アルマがまた何かやって片付けをしているわよ」

バン!

ルイスは無言でテーブルを叩いた。

アルーシャはそれに驚かず、ルイスの方を見た。

「アルーシャ様ですよね?最近、庭の花を荒らしているのは」

「どうして私だと思ったの?」

「メイド長から聞いたんです。最近アルーシャ様が庭に行って何かをしているって」

「私が庭に行っては行けないのかしら?ただバラを見ていただけよ。アルマが一生懸命育てたバラをね」

その言い方にはどこかトゲがあった。ルイスはアルーシャに冷静に話を続けた。
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