【完】孤独なメイドは執事を独り占めしたい
コンコンコン






「どうぞ」








「失礼致します。テオ様」








テオ様の部屋は書庫みたいな場所だ。壁一面に本が沢山並んでいる。









「おや?母さんの紅茶とは香りが違うね」








「ラベンダーの紅茶です」









ラベンダーはリラックス効果があります。テオ様のように落ち着きのない方にはこれが一番。









「へぇ、ラベンダーでも紅茶が出来るんだ。さすがアルマだな」








「お褒めの言葉ありがとうございます。紅茶のおかわりはポットに入っています。ではボクはこれで失礼します」
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