食堂の白井さんとこじらせ御曹司
「女子大ではすでに導入しているところもあると思います。この大学でも導入を検討してはどうですか?」
黒崎さんが首を傾げる。
「就職ガイダンスのようなものありますよね?その一つとして、就活メイク講座を大学で開いているところもありますよ」
「白井さんが講師をしてくれると?」
ガクっと肩が落ちる。
「なぜ、そうなるんでしょう?プロに頼んでください。化粧品メーカーに話を持っていけば、喜んで出張メイク講座を開いてくれると思いますよ?しかもたくさんの試供品を持ってきてくれますよ。不公平感がないようにいろいろなメーカーに声をかけるといいんじゃないでしょうか?」
「なるほど!さすが師匠!いや、さすが白井さん!……そうか。企業にとっても、大学にとっても損はない……学生の就職活動応援の……ということは、男性に向けて、スーツ着こなし講座みたいなものもスーツメーカーに声をかけて行うというのもありということか」
黒崎さんが色々と考え始めました。
「では、もう時間ですので、私は失礼いたします。女学生と連絡が付きましたら、木曜日以外でしたら残業できますので」
ぺこっと頭を下げて学生相談室を出ていく。
「ありがとう」
黒崎さんが立ちあがって私よりも深く頭を下げた。
黒崎さん、大変な思いをしたから居留守を使うとかなんかやり方が気に入りませんが、……学生相談をいい加減に考えているわけではないんですね。
わからないことは私に尋ねたり。就活メイク講座から、スーツ着こなし講座を考えだしたり。
熱心は熱心なのですね。
就活メイク講座、すぐに動いて行動してほしくて、またちょっと大げさに言いすぎましたでしょうか。
化粧、実際はあんなにたくさん使っている人ばかりではないんですよね。下地とファンデーションに口紅だけなんて人もいます。若いとそれだけで十分だったりするんですよねぇ。
「おつかれ、白井ちゃん。はい、今日の分」
終業時間5分前にチーフからご意見用紙を渡されました。
もう、すっかりこれが日常のルーティーンになりつつありますね。
「それから」
チーフがちょっと心配そうな顔になりました。
「例の件、明日頼めるかって、学生相談室からメールが届いてるんだけど……」
「え?明日ですか?」
例の件って、女学生に化粧を教えるという話ですよね。もう連絡とったんですか……早いです。
黒崎さんが首を傾げる。
「就職ガイダンスのようなものありますよね?その一つとして、就活メイク講座を大学で開いているところもありますよ」
「白井さんが講師をしてくれると?」
ガクっと肩が落ちる。
「なぜ、そうなるんでしょう?プロに頼んでください。化粧品メーカーに話を持っていけば、喜んで出張メイク講座を開いてくれると思いますよ?しかもたくさんの試供品を持ってきてくれますよ。不公平感がないようにいろいろなメーカーに声をかけるといいんじゃないでしょうか?」
「なるほど!さすが師匠!いや、さすが白井さん!……そうか。企業にとっても、大学にとっても損はない……学生の就職活動応援の……ということは、男性に向けて、スーツ着こなし講座みたいなものもスーツメーカーに声をかけて行うというのもありということか」
黒崎さんが色々と考え始めました。
「では、もう時間ですので、私は失礼いたします。女学生と連絡が付きましたら、木曜日以外でしたら残業できますので」
ぺこっと頭を下げて学生相談室を出ていく。
「ありがとう」
黒崎さんが立ちあがって私よりも深く頭を下げた。
黒崎さん、大変な思いをしたから居留守を使うとかなんかやり方が気に入りませんが、……学生相談をいい加減に考えているわけではないんですね。
わからないことは私に尋ねたり。就活メイク講座から、スーツ着こなし講座を考えだしたり。
熱心は熱心なのですね。
就活メイク講座、すぐに動いて行動してほしくて、またちょっと大げさに言いすぎましたでしょうか。
化粧、実際はあんなにたくさん使っている人ばかりではないんですよね。下地とファンデーションに口紅だけなんて人もいます。若いとそれだけで十分だったりするんですよねぇ。
「おつかれ、白井ちゃん。はい、今日の分」
終業時間5分前にチーフからご意見用紙を渡されました。
もう、すっかりこれが日常のルーティーンになりつつありますね。
「それから」
チーフがちょっと心配そうな顔になりました。
「例の件、明日頼めるかって、学生相談室からメールが届いてるんだけど……」
「え?明日ですか?」
例の件って、女学生に化粧を教えるという話ですよね。もう連絡とったんですか……早いです。