虐げられ幼女は、神子だろうと聖騎士パパ&もふもふお兄ちゃんたちと平凡に生きたい
「私、どうしたらいいの……?」

「素直に喜べばいい。お前はもう、出来損ないでも役立たずでもない」

 アルトリシアの瞳に涙が浮かぶ。彼女がずっとその言葉を気にしていたと、ゼノハルトは気づいていた。

「もっとも、私は一度たりとも思わなかったが」

「パパ……」

 泣くまいと思ったのに、やはりアルトリシアは少しだけ涙をこぼしてしまった。ゼノハルトにあやされる彼女を、一部始終を見守っていたサフィがなんとも言えない顔で苦笑する。

< 222 / 387 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop