どうすれば良いの?
空港から凌さんのアパルトマンへ到着した。

私と花音さんは、アパルトマンを見てビックリ!

莉子
「凌さんのアパルトマンってココですか?」


「ああ。3階なんだよ。この辺はスーパーもあるし、住宅街だから生活しやすいんだわ」

花音
「何か、日本と違って石造りだからか重厚な感じだし、セレブみたいだね〜!」


「こっちの事務所の人が見つけてくれた物件なんだけど賃貸なんだけどさ〜東京より高いみたいだわ」

莉子
「ですよね〜」


「まずは、入ろう。」

一応エレベーターがあり、松葉杖なのでそれに乗ったが古いタイプで箱型というより鳥かごのような感じのエレベーターだった。

花音
「ちょっと、凌! コレ凄く怖いんだけど!」


「うん。オレも3階だからいつもは階段なんだけどスーツケースもあるから我慢して乗ってよ。」

見た目は、古そうで大丈夫か心配だったが乗り心地は普通よりレトロな感じで良かった。

莉子
「何かレトロな感じでいいですね!」

花音
「思ってたのと違った。博物館にあってもおかしくないようなエレベーターだね!」

「確かに〜、ハハハ。あ、着いた。こっちだぞ〜」

凌さんが2人のスーツケースを転がし、
花音さんが私の介助をしながら部屋へ向かう。
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