どうすれば良いの?
レストランへは、歩いて行く事になった。

花音さんの荷物を海斗さんの滞在しているホテルへ先に持って行くのでレストランで集合となり、
凌さんのアパルトマンの外で一旦別れた。


「莉子、足大丈夫か? 少し歩くんだけど…」

莉子
「大丈夫よ。いつも電車に乗って登校してるし」


「折角パリに来たのに、モニカの件で不安にさせて本当にゴメン。
でも、俺は浮気もしてないし誘惑にも負けてないからな! 信じて欲しい。」

莉子
「うん。信じてるよ!」


「莉子… ありがとうな
あのさ、さっきも花音が言ってたけど出来るだけ日本に帰るようにしたいって
明日、事務所の社長に言ってみるよ。」

莉子
「お仕事は大丈夫なの? 寂しいから凌さんが日本にいてくれると嬉しいけど…」

凌は、歩道にも関わらず、莉子の足を気遣いながら莉子を抱きしめた。


「やっぱり莉子と早く結婚してぇ〜!
莉子、愛してる。 俺も莉子と磁石みたいにくっついていたい。 
離ればなれは、俺も寂しい…んだ…」ぎゅー

莉子
「凌さん、あの〜、お外でハグは…恥ずかしいよ〜」


「大丈夫、ココはパリなんだから!
でも、足に負担かかるよな、ごめんな。
じゃあ、レストランへ行こうか。」

莉子
「うん! どんなレストランか楽しみだな〜」


「俺と海斗でたまたま入ったんだけどさ、日本人のオーナーさんで奥さんも日本語がペラペラのフランス人なんだよ!
日本語も通じるし、俺も海斗も安心できる場所になってて結構通ってる感じかなぁ〜
それに、料理は凄く美味いし、
たま〜にオーナーがメニューにないのに日本食を出してくれるんだ。」

莉子
「温かくて優しいオーナーさんなんですね!」


「うん。だからこのアパルトマンを見つけてくれたスタッフには感謝なんだわ。ハハハ」
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